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MAS監査

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福岡市の税理士
山田陽介税理士事務所 Brush up Management 代表 山田陽介です。

山田陽介税理士事務所では、「Brush up Management」として経営計画の立案~PDCAサイクルの徹底~によって中小企業の経営サポートをしています。
その「Brush up Management」の中で、最も重要なものがMAS監査と考えます。
MAS監査はPDCAサイクルでいうと、「C~A」の部分の話です。

まず、ざっくりとした説明をさせていただくと、MAS監査とは「経営者の方が描いている「こんな会社にしたい!」という目標を実現させるためのお手伝いの一つの方法」です。

次に、MAS監査の「MAS」というのは、「Management Advisory Service マネジメント・アドバイザリー・サービス」の省略した用語です。
私なりには、「MAS=経営者の意思決定の支援、監査=経営計画実行状況の確認等」と定義しています。
このように言うと、「MAS監査って単に計画と実績の差を確認するだけの作業くらいでしょ?」とイメージされているかもしれませんが…そんなことはありませんよ!

私が考えるMAS監査の経営に与えるメリットは以下の通りです。
1.正しく作成された経営計画と実際との差を把握できる。
2.その差の生じた原因となる問題(現状の上手くいかない原因)を特定できる。
3.その特定した問題をどのように受け止め、その本質的な意味を見つけることができる。
4.その問題の解決策である取り組むべき課題をとらえることができる。
5.その課題を解決すべく、どのように行動すべきかを考え、行動することができる。
6.今起きている問題を成長の種へと変えることができる。 

また、MAS監査には次のような特色もあります。
通常の財務会計は、すでに完了した取引をとりまとめた“過去会計”であり、経営者が把握できるのは過去の成果だけです。それに対してMAS監査は、財務の視点から将来の経営方針の決定や業績向上に有用な企業経営の支援をする“未来会計”です。

最後に、私がMAS監査をする中で大事にしていることは、企業の問題や課題を共有し、それを共に悩み共に喜び合える関係を築くことです。
MAS監査(未来会計)を一緒にやっていただける中小企業の方に、これからたくさん出会うことを楽しみにしています。